── 魂の調律がうまくいかないときに起きていること
「そろそろ整えたほうがいい」
「ちゃんと自分と向き合わなきゃ」
そう思えば思うほど、
なぜか心が重くなる。
呼吸が浅くなる。
余計に疲れてしまう。
それは、あなたの向き合い方が間違っているからではありません。
むしろ、
とても真面目で、誠実だからこそ起こる現象です。
「整える」が、目標になってしまうとき
私たちはいつの間にか、
「整った状態」を
到達すべきゴールとして捉えてしまいます。
- もっと安定しなきゃ
- もっとフラットでいなきゃ
- もっと自分軸でいなきゃ
けれど、魂の調律は
理想の状態に近づく作業ではありません。
それは、
今の音を否定しないことから始まります。
今の自分がどんな状態であっても、
そこには理由があり、意味があります。
苦しさが生まれる正体
整えようとして苦しくなるとき、
内側ではこんなことが起きています。
- 今の自分を「未完成」と見ている
- 早く変わらなければと、急かしている
- 無意識に、評価の目を自分に向けている
これは、
外側に向けてきた「ちゃんとする視線」を、
そのまま内側に向けてしまっている状態です。
魂は、
評価されることで整うものではありません。
受け取られることで、自然に響きを取り戻します。
調律とは「正すこと」ではない
楽器の調律を思い浮かべてみてください。
音が狂っているからといって、
楽器を責めたり、
無理やり正しい音に引っ張ったりはしません。
今、どんな音が出ているのか。
どこが張りすぎているのか。
どこが緩みすぎているのか。
それを、静かに確認するだけです。
魂の調律も、同じです。
- 整えようとしなくていい
- 良くなろうとしなくていい
ただ、
「今はこうなんだな」
と認めること。
それだけで、
張りつめていた内側は、少しずつ緩み始めます。
「向き合う」が重たくなるとき
「自分と向き合う」という言葉に、
苦手意識を持つ人も少なくありません。
それは多くの場合、
向き合う=掘る・直す・変える
になってしまっているからです。
本来の向き合い方は、もっと軽いもの。
- 感情を分析しなくていい
- 原因を突き止めなくていい
- 答えを出さなくていい
ただ、
今の感覚を、通り過ぎさせない。
それが、魂にとっての「向き合い」です。
整えようとする手を、いったん離す
もし今、
- 整えようとして疲れている
- 何かをしなければと焦っている
- このままじゃだめだと思ってしまう
そんな感覚があるなら。
今日は、
整えようとする手を、いったん離してみてください。
何もしなくていい。
結論を出さなくていい。
魂は、
追い立てられると黙り込み、
安全だと感じたときに、自然に音を響かせます。
調律は「何もしない時間」から始まる
次の記事では、
魂の調律に欠かせない「何もしない時間」
について綴ります。
止まることは、後退ではありません。
整えないことは、放棄ではありません。
それは、
魂が本来のテンポを取り戻すための、
とても大切な“間(ま)”なのです。

