― 冬至から春分へ。内側から生き方を組み替える3ヶ月 ―
2025年12月22日、太陽が山羊座0°に入り、冬至を迎えます。
ここから春分(2026/3/20)までの約3ヶ月は、
外側を大きく変える前に、内側の基盤を整える時間になります。
冬至は「外の光が最も弱まり、内なる光が育つとき」。
外へ動き出す春分の前に、
“生き方の根っこ”と向き合う季節が静かに始まります。
2025年版 12/22 冬至図

※https://sup.andyou.jp/hoshi/horoscope/を使用
今回の冬至図のテーマ
「生きる基盤を、内側から静かにやさしく組み替える3ヶ月」
今回の冬至図では、3ハウスと4ハウスが強く強調されています。
それは、「日々の思考」と「心の安心の土台」を見直すときという合図です。
※2025年12月~2026年4月頃までは、3ハウスと4ハウスに天体が集中します。
大きな決断は必要ない。 小さな選び直しが、人生全体をゆっくりと動かしていく。
3ハウスに集まる4天体
「思考・言葉・価値観のアップデート」
今回の冬至図では、3ハウスに4天体が集まっています。
3ハウスは「思考・言葉・知覚・学び・日常の中での認知の使い方」を象徴します。
ここに集まっている星の“サインの違い”が、この3ヶ月のプロセスを語っています。
- 金星・水星 → 射手座3ハウス:世界観・視野・理想の広がり
- 太陽・火星 → 山羊座3ハウス:言葉を現実に落とす/形にする
この配置は、はっきりとしたプロセスを示します。
| 時期 | サイン | 心の流れ | テーマ |
|---|---|---|---|
| 冬至直後 | 射手座 | 視野がひらく | 「こう生きたい」という感覚が戻る |
| 1月〜 | 山羊座 | 形に落とす | 思考・言葉・行動を整える |
理想を語るだけではなく、 その理想にふさわしい「思考と言葉」を選び直す3ヶ月。
思考・言葉・習慣が現実をつくる
水星・金星(射手座3ハウス)
まず、水星と金星が射手座にあることで、
この冬至直後は 「広げたい・知りたい・遠くを見たい」 という気持ちが強まります。
- 新しい世界観に触れたい
- 自由な生き方や働き方を考え始める
- 可能性の視野が開いていく
太陽・火星(山羊座3ハウス)
しかし、新月を越えて冬至図が立ち上がると、
太陽と火星が山羊座に入り、方向性は「形にする」へと切り替わります。
- 何を続けるか
- どこに集中するか
- どの声を信じるか
3ハウスは「思考・言語・日常のルーティン」。
山羊座は「構築・継続・形にする」。
つまりこの3ヶ月で問われるのは
- どんな言葉を選ぶ?
- どんな考え方を土台にする?
- どんな習慣が“本当の自分”を育てる?
射手座で広がった世界観を、
山羊座で“実践できる言葉と行動”に落とし込む3ヶ月。
補足:「3ハウス」と「6ハウス」の日常性の違い
今回の冬至図では、3ハウスが強調されています。
3ハウスと6ハウスはどちらも「日常」を扱いますが、
その意味する領域は少し異なります。
3ハウスは “思考や言葉のルーティン”。
毎日どんな情報を受け取り、
どんな言葉を使い、
どんな考え方を繰り返しているか、という内側の習慣を表します。
一方で、6ハウスは “身体と生活のルーティン”。
食事・睡眠・働き方・タスク管理など、
外側の行動として積み重なる習慣を示します。
3ハウスが「内側の思考のクセ」。 6ハウスが「外側の生活の流れ」。
そして、外側の日常は、内側の思考に影響されます。
だからこの冬至から春分までの3ヶ月は、
「どんな言葉を使い、何を信じ、何を選び続けるか」 それを丁寧に見直すことで、
暮らしと生き方そのものが静かに整っていく。
思考(3ハウス) → 行動と生活(6ハウス)
という流れで、人生は形作られます。
今回の冬至図は、その根元部分を整えるための時期を示しています。
「こう生きたい」と思ったなら、
その“生き方にふさわしい言葉”と“考え方”を選び直すこと。
言葉と思考が変われば、
行動・習慣・現実は自然に変わり始めます。
「安心の感じ方」そのものがアップデートされる
月(4ハウス山羊座)× 冥王星(4ハウス水瓶座)
4ハウスは 心の土台・安心・生き方の根源。
ここに冥王星が配置されている冬至図は、
「これまで当たり前だと思っていた生き方の土台が、静かに書き換わる」
ことを示します。
- 家庭 / 居場所
- 心が休まる人間関係
- 自分らしさの根幹
- “守りたいもの” の再選択
ここに再編が入ります。
理想 vs 現実 の摩擦は「折り畳む」のではなく、融合する
土星・海王星(6ハウス)とのスクエア
ここ3ヶ月は「頑張る・耐える・整理する」ではなく
理想を現実に馴染ませる調律期間。
- 完璧は目指さなくていい
- スピードも量も必要ない
- 深く、ゆっくりでいい
“違和感” が方向転換のサイン
天王星(8ハウス)とのクインカンクス
不思議な揺れ・感情の波・価値観の崩れ
——それらは全部、更新中のサイン。
抵抗せず、壊さず、決めつけず、ただ「観察」するだけで良い。
社会の役割と自己表現が組み替わる
MC(蟹座) × 太陽・火星(山羊座3H) × ASC(天秤座)Tスクエア
- MC(蟹座):育てる・守る・育成型の社会性
- 太陽・火星(山羊座):形にする意志・現実化
- ASC(天秤座):人との関係性の中で自分をどう表すか
「見られたい自分」ではなく、 「本当の私」で社会に立つ準備。
冬至 → 春分までの星の旅の順番
11月~12月(射手座):広がる
12月~1月(山羊座):形にする
1月~2月(水瓶座):古い枠を外す
2月~3月(魚座):やさしく統合する
→ 春分(牡羊座):新しい私で始まる
春分で再スタートするために、 冬至は「内側の私に還る季節」。
2025冬至図 ― 全天体マンデン読みまとめ
| 惑星 | サイン & ハウス | 社会的テーマ (集合意識レベル) | 現実面で起こりやすい動き |
|---|---|---|---|
| 太陽 | 山羊座3H | 思考・発信・価値基準が「現実志向」へ | 情報の精度・根拠・“足のついた言葉” が求められる |
| 月 | 山羊座4H | 「安心・家族・居場所」の定義が変わる | 家庭像・暮らし・住まい・居場所の再編、移住/定住の価値観変化 |
| 水星 | 射手座3H | 世界観の問い直し | 宗教・哲学・教育・思想領域が再解釈される |
| 金星 | 射手座3H | 「何が美しい / 心地よいか」の刷新 | ブランド・美意識・文化の多様化 / 「高級」は再定義 |
| 火星 | 山羊座3H | 行動は現実的・構造的に | 「熱意」より「継続できる仕組み」へ |
| 木星 R | 蟹座10H | 成功の基準が小規模・親密へ回帰 | 大企業>個人 から 個人>ローカル・コミュニティ へ |
| 土星 | 魚座6H | 働き方・健康・ケアの再構造化 | 仕事と生活が再び統合される/過労モデルの崩壊 |
| 海王星 | 魚座6H | 境界が溶ける | 「休む・癒す・やさしさ」が社会機能として必要になる |
| 天王星 R | 牡牛座8H | お金・所有・財の価値転換 | 共有経済・循環型経済・コミュニティ出資 |
| 冥王星 | 水瓶座4H | 共同体・家族・居住モデルの再誕 | “血縁” → “共鳴でつながる家族” への移行 |
天体別マンデン解釈(詳述)
太陽・火星(山羊座3H)
社会が「言葉の現実化」を求め始める。
- 抽象・理想・スローガン → 根拠・手順・継続性
- 「言ってるだけ」は通用しなくなる時期
言葉に“責任”が戻る流れ。
月・冥王星(山羊座→水瓶座 4H)
“家族・居場所・共同体”が再発明される。
- 核家族 → 緩やかな共同生活 / コミュニティ家族
- 「帰る場所」の意味が変わる
守られる安心 → 共に育てる安心へ。
水星・金星(射手座3H)
思想・文化・美意識が多様化(インクルーシブ化)。
- 「正しい生き方」よりも「合う生き方」
- 海外 / 宇宙観 / 神話 / スピリチュアルの再解釈が進む
“意味の大きな物語” が回復する。
木星R(蟹座10H)
「成功」の再定義。
- 大きさ・拡大・数字 → 近さ・温度・継続性
- 有名であることよりも、信頼できること
社会は“親密さ”を価値として再び選ぶ。
土星×海王星(魚座6H)
働き方と健康に関する“嘆きの臨界点”。
- システムが人を消耗させるモデルは崩れはじめる
- “メンタルヘルス” は制度ではなく 日常の環境設計へ
働くことと生きることは再びひとつになる。
天王星R(牡牛座8H)
共有・循環の経済構造へ転換。
- 「持つ」から「回す」へ
- 価格基準が「市場」ではなく「共感」へ
お金は血液ではなく、川になる。
冥王星(水瓶座4H)
共同体の“再誕(リボーン)”。
- 個人主義 → 共鳴する個がゆるく連帯する社会
- 国民・会社・家族などの“所属”概念が塗り替わる
私たちは、選び合う関係へ向かう。
マンデン(世相・社会意識)メッセージ
社会全体は 「大きなものから小さなものへ」 と移動する
| 領域 | 動き |
|---|---|
| 働き方 | 一極集中 → 分散・小さなチーム・自営型へ |
| 経済 | 蓄積 → 循環・交換・シェア |
| つながり | 群れるでも孤立でもなく、少人数の深いつながり |
| 情緒 | 外側の正しさ → 内側の本音へ |
- 大きな組織 → 小さな共同性、分散へ
- 「正しさ」より 「本音・共鳴・呼吸できる関係」
- 働き方の再編集
- 精神性が個人レベルへ還る

2025冬至〜2026春分は、
「競争の時代」から「共鳴の時代」への地殻変動。
大きさではなく、温度。
所有ではなく、循環。
分断ではなく、統合。
私たちは、生きることの中心に“心”を取り戻していく。
つまり、“ちょうどいい距離感で生きる時代” へ移行します。
過ごし方のヒント(Winter Solstice → Spring Equinox)
- 口癖・思考の癖に気づく
- 1日5分、心を戻せる静かな空白をつくる
- 合わないものにしがみつかない
- 「好き・安心・やわらかさ」を優先する
12星座別メッセージ
| 星座 | メッセージ |
|---|---|
| 牡羊座 | 速さではなく、方向。焦らず“真ん中”へ戻ること。 |
| 牡牛座 | 守るためではなく、育てたいものだけを残す季節。 |
| 双子座 | 言葉が未来を形づくる。口にする言葉を選んで。 |
| 蟹座 | 自分をすり減らさない関係だけをそばに。 |
| 獅子座 | 「これが私」を隠さないほど、道はまっすぐに。 |
| 乙女座 | 正しさより、心地よさ。ゆるさが調和を育てる。 |
| 天秤座 | 距離感の再調整。離れても、それは終わりではない。 |
| 蠍座 | まだ言語化できなくていい。深い変容は静かに進む。 |
| 射手座 | 軌道修正ではなく、“本来の方向”に戻っていく。 |
| 山羊座 | 役割と自分らしさが統合される準備が整う。 |
| 水瓶座 | 古い枠が外れる時。自由は内側から生まれる。 |
| 魚座 | 境界がやわらぐ季節。優しさは強さになる。 |
まとめメッセージ
2025年の冬至図では、太陽・火星・水星・金星が3ハウスに、月と冥王星が4ハウスに位置。
3ハウスは「思考・言葉・視点の選び方」。
4ハウスは「心の土台・安心・生き方の根っこ」。
つまりこの3ヶ月は、
“どんな言葉を使い、何を信じ、どこに心を還らせるか” が、
生き方そのものを静かに書き換えていく時間です。
水星と金星(射手座)が、まず世界観を広げてくれる。
太陽と火星(山羊座)が、それを現実へ落とす意志を与える。
月と冥王星(4ハウス)は、心の基盤を深いところから再構築していく。
冬至から春分までの3ヶ月は、
「外に向かう前に、内側をやわらかく生まれ変わらせる季節」。
大きな決断よりも、
小さな言葉の選び直し、
小さな安心の積み重ねが、
春分で“新しい私”へとつながっていく。
冬至は “内側に帰る季節”
春分は “新しい私で始める季節”
今は、その橋を渡る時間
大きく動く前に、 心の土台をあたためる準備のとき。
春分は、もうすぐ🌸

