はじめに
2024/8/27から台風10号の記録的な大雨と暴風により多くの建物が破壊され、
犠牲になられた方もいらっしゃいます。
犠牲になられた方へ心よりお悔やみ申し上げます。
また被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
増加傾向の天災
天災とは、
地震・津波・台風・噴火・落雷・大雨による洪水・
竜巻・森林火災など自然現象によって起こる災害のこと。
ここ数年、天災が日本列島を襲うことが多くなったと感じませんか?
日本は地震大国であり、
台風も日本に近づきやすいなど地理的要素があるので、
天災が起きるのは抗えないのですが、
起きる頻度が年々増えているように感じます。
今年に入ってから8ヶ月間のうちに日本で起きた天災は、以下のとおりです。
災害日 | 災害 | 災害発生の場所 | 人的被害の状況 | 住居等被害の状況 |
---|---|---|---|---|
1/1 | 地震 | 能登半島(最大震度7) | 死者341名・行方不明3名・重症357名・軽症977名 | 全半壊27,165棟・浸水等25棟・一部破損99,488棟・非住家被害34,945棟 |
1/9 | 地震 | 新潟佐渡(最大震度5弱) | 被害報告なし | 被害報告なし |
1/14 | 火山活動 | 諏訪之瀬島 | 被害報告なし | 被害報告なし |
1/21 | 大雪 | ー | 被害報告なし | 被害報告なし |
1/23 | 大雪 | 北海道・山形・新潟・福井・岐阜 | 死者3名・重症5名・軽症2名 | 被害報告なし |
2/5 | 大雪 | 栃木・群馬・埼玉・千葉・山梨 | 重症1名・軽症11名 | 被害報告なし |
3/15 | 地震 | 福島県沖(最大震度5弱) | 軽症4名 | 被害報告なし |
3/21 | 地震 | 茨城県南部(最大震度5弱) | 被害報告なし | 一部破損1棟 |
4/2 | 地震 | 岩手沿岸北部(最大震度5弱) | 軽症2名 | 被害報告なし |
4/3 | 地震津波 | 台湾付近(M7.7) | 軽症2名(避難中に転倒) | 被害報告なし |
4/8 | 地震 | 大隅半島東方沖(最大震度5弱) | 被害報告なし | 被害報告なし |
4/13 | 火山活動 | 沖永良部島 | 被害報告なし | 被害報告なし |
4/17 | 地震 | 豊後水道(最大震度6弱) | 重症2名・軽症14名 | 一部破損22棟 |
5/27 | 大雨 | 山形・愛知・香川・愛媛・高知 | 死者2名・軽症1名 | 浸水等22棟 |
6/17 | 大雨 | 静岡・高知・沖縄 | 被害報告なし | 浸水等155棟 |
6/21 | 大雨 | 広島 | 被害報告なし | 浸水等2棟 |
7/10 | 大雨 | 和歌山・島根・広島・山口・愛媛・高知・鹿児島 | 死者3名・軽症1名 | 浸水等154棟 |
7/25 | 大雨 | 秋田・山形・栃木・新潟 | 死者3名・行方不明者1名・軽症2名 | 全半壊68棟・浸水等1085棟 |
8/8 | 地震 | 宮崎県日向灘(最大震度6弱) | 重症3名・軽症13名 | 全半壊2棟・一部破壊77棟 |
8/9 | 台風5号 | 青森・岩手 | 被害報告なし | 浸水等14棟・一部破壊1棟 |
8/15 | 台風7号 | 福島・茨城・神奈川 | 軽症4名 | 一部破壊2棟 |
8/19 | 地震 | 茨城県北部(最大震度5弱) | 被害報告なし | 被害報告なし |
8/27 | 台風10号 | 確認中 | 確認中 | 確認中 |
特に大雨による洪水に関しては日本だけでなく、
ドイツ、ベルギー、イタリア、ロシア、リビア、ハイチ、パキスタン、ケニア、ブラジル
UAE、アフガニスタン、イラン、カンボジア、タイ、中国など
世界各地で、大洪水が多発的に起きています。
大雨による洪水は、
地球温暖化による気候変動によって起きているとされています。
地球温暖化の原因は、
18世紀の産業革命が始まって以降の私たち人間が
石炭や石油、天然ガスを燃やしてたくさんのエネルギーを得ることで
温室効果ガスの濃度が高まり、熱の吸収が増えたこととされています。
人間が生み出した文明の発展と同時に、
地球に負荷をかけ過ぎたことによる地球の嘆きの涙のようにも感じます。
天災は地球のデトックス?
デトックスというと、溜まった老廃物を排除する解毒のこと。
地球も生きものです。
私たち人間の活動においてできた
環境汚染(地球温暖化・森林破壊・海洋汚染・水質汚染・大気汚染など)という
老廃物を解毒したがっているのではないでしょうか。
天災は地球の自浄作用とも言われています。
今、私たちにできること
9/1は「防災の日」です。
今から約100年前の1923年9月1日に発生した関東大震災では、
約10万5千人の死者や行方不明者を出し、日本史上最悪の被害をもたらしました。
命が奪われる危険性があることは、私たちにとって脅威となります。
防災の意識を高めると同時に、もっと地球に優しくできることがあるはずです。
美しい地球のためにも、未来のこどもたちのためにも
私たちが普段の生活の中でできることを実践してみませんか?
地球温暖化を防ぐために私たちができること
海や森の自然を守るために私たちができること
資源の持続可能な利用を進めるために私たちができること
少しずつできることからで良いので、
私たちが住まわさせてもらっている地球への感謝の気持ちと
大切にする気持ちを持って行動できると良いですね。